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Togyu Okumura's paintings 奧村土牛作品
1957(昭和32年)68歳



 

Joshin
作品『浄心』
再興第42回院展出品
紙本彩色、額
162.5×100.6cm(文藝春秋表記)
162.5×100.0cm(北海道立近代美術館表記)
201.0×139.0(日本経済新聞表記)
山種美術館所蔵
1957

中尊寺の一字金輪仏を描いた。
この年の春四月に小林古径先生が
亡くなっていられるので、
そういう気持が動いたかもしれぬ。
これまで酒井三良子さんなどと
二三度拝観には行っているが、
今は亡き野間清六先生に紹介状をお願いした。
自由に何日か写生することが出来た。
仏像を藉りて、
この仏様の生きたお姿を描きたかった。
この秋(昭和53年)の院展に出品する
十大弟子に取りかかっているが、
十大弟子の彫像を藉りて
生きた人物を描いてみたい。
(文藝春秋刊『奧村土牛/自作自解』より jul.25 1979)

昭和32年4月3日、
小林古径先生が御他界になった。(中略)
この年の院展には、
私は中尊寺の一字今輪坐像を描いて出品した。
中尊寺には、それまで酒井三良さんと2度、
そのほかにも2度行っていて、
この仏像はぜひ描きたいと思っていたのである。
しかし意欲はあっても、
もう一つ決心がつかなかったものであった。
それが古径先生の亡くなられたこの年は、
どうしても本格的に写生したい
という気持ちになった。
当時東京国立博物館におられた
野間清六さんに紹介状を書いて頂き、
中尊寺の管長にお願いして許可を得た。
駅前の旅館に泊って
毎日拝観と写生に通ったが、
ただ目の前にある仏像を
写すというだけでなく、
私の心の奥にある仏様を描きたいと思った。
それで題名も、『浄心』とつけた。
(日本経済新聞社『牛の歩み』より 1974)



 

Carnation
作品『カーネーション』
清流会第9回展出品
紙本
96.8×65.0cm
1957

外国の硝子器に、
花も外来種のカーネーションを投げ入れた。
(文藝春秋刊『奧村土牛/自作自解』より jul.25 1979)



 

Scenery Yonezawa
素描『風景 米沢』
高島屋創業百五十年記念
奧村土牛自選素描展出品
38.0×45.5cm
1957



 

Sawazu
スケッチ『愛媛県新居浜市沢津』
Nov.30 1957

 

Sancai
素描『唐三彩』
447×520mm
奧村土牛記念美術館所蔵
1957

 

Sukeroku
素描『助六』
408×286mm
奧村土牛記念美術館所蔵
1957

 

Sukeroku
素描『助六』
408×290mm
奧村土牛記念美術館所蔵
1957

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