24 ブラジルの識字率

長旅が終わり、一週間ほどダラダラとして疲れをいやした。そろそろ外を散策してスーパーを探したり、道をおぼえたりする必要がある。まずは食べる事、スーパーに行く。それは坂を登った所の筋向いにあった。中に入るとポルトガル語で書かれた品物であふれている。

スパーマーケットでキョロキョロしていると、お手伝いさんらしき人がチズちゃんに向かって質問をしてきたの。でもチズちゃんは何がなんだかわからない。缶詰を指さして一生懸命に聞いている、だけどチズちゃんはチンプンカンプン。仕方なく彼女はあきらめて去って行った。

肉の売り場にも行ってみる。日本のように小分けに包装されていない。鶏は一羽丸ごと、牛肉は大きな塊がドンとおかれている。ある日、チズちゃんが200グラム下さいと紙に書いたメモを渡したら、バカにされちゃったよ。それもそのはずブラジルでは最低は500グラムなの。なにしろ全てが大きい。

その夜チズちゃん、お父さんにスーパーでの出来事を話したの。スーパーでお手伝いさんが何を聞きたかったか判った。お父さんが言うにはブラジルは日本と比べてまだまだ識字率が低く、大学まで行く人は一握り。小学校を卒業しただけで「卒業したんだぞ」と威張る人もいるくらいなんだって。

話はもどるけどスーパーでチズちゃんに何かを聞いてきた女の人は、おそらく字が読めなくてチズちゃんにラベルを読んでもらいたかったらしい。チズちゃんのアパートメントにはお手伝いさんが通って来てたの。ブラジル家庭には必ずお手伝いさんがいる。

家によっては、子供の世話、掃除係、料理係、洗濯係と専門のお手伝いさんを何人も雇っているところもあるよ。住み込みと通いとがあって、チズちゃんの家は通いのお手伝いさんだった。だから、夕方には帰って行ったよ。アパートメントには、住み込みのお手伝いさん用の部屋が必ずついているんだ。三毛猫タヌー

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