38 友人ナージャ

          左からチズちゃん&ナージャ&マギー1970

英会話の学校にも通っていた。その頃の日本英語教育は読み書きが主で、今の様に実際にネイティブの先生が来て授業をすることもなかったので会話力はほとんどなかった。その学校で、ナージャというやさしい、とても親切なブラジル人の女の子と知り合った。

友人ナージャはクリスチャンで、ある日一緒に教会に行こうと誘われたの。チズちゃんは暇だから行くことにした。そこでも英語を教えていたから、ここでも会話練習出来るとチズちゃんは喜んだ。でもお父さんは、ひょっとしたら悪質な新興宗教じゃないかと心配して行かない様にと注意した。

チズちゃんは英語に興味があったけど、宗教には関心がなかったので、お父さんの心配は杞憂に終わった。ナージャと知り合ってから数カ月後、彼女はニューヨークへ仕事を見つけて行ってしまった。「もし、ニューヨークに来ることがあったら、知らせてね」という言葉を残して。三毛猫タヌー

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