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Togyu Okumura's paintings 奧村土牛作品
1939(昭和14年)50歳



 

Cattle of Yase
作品『八瀬の牛』
青丘会第4回展出品
絹本
65.4×88.0cm
1939

この年、畏友酒井三良子、
太田聴雨諸氏と京都に遊んだ。
名は忘れたが或るお茶屋へあがった。
そのお茶屋の庭へ、八瀬の農家から
つれて来て見せてくれたのが、
この牛である。
(文藝春秋刊『奧村土牛/自作自解』より jul.25 1979)



 

Yase cow
素描『八瀬の牛』
232×285mm
奧村土牛記念美術館所蔵
1939

 

Clear date
作品『晴日』
再興第26回院展出品
絹本
199.4×145.3cm
福井県立美術館所蔵
1939

塩原での画材である。
大きい日本の赤松があった。
その幹に興味を捉えられて描いた。
以前随筆に書いたことがあるが、
この旅のとき、主人と娘だけの、
食事も出前という大きな素人旅宿に泊り、
夜中に蜂の大群に襲われるという、
一大不幸に遭った。
(文藝春秋刊『奧村土牛/自作自解』より jul.25 1979)

松も美しかった。
風雪に戦ひながら老ひ育つた松の雄大な荘厳さ、
青空にくっきりと映えた松の色、
それはこの宿から少し上がつたところの松であったが、
随分と色に苦心したのに、
思つたほどの半分も出ない、
幾度かさうして書き直しながらも、
ともかくも院展出品に間にあへたのは
塩原観の主人たちの力に預つたわけである。
それにその作しか出来なかったのは、
余りに、旅心にうつつた旅先のほほえましさが
美しすぎて眩惑したのであらう。
お別れの時に父に呼びかけるお下げの少女の声が
木の葉ごしにいつ迄もきれいに流れてきたが、
思ひ出すたびに美しくなる塩原の旅だった。
(旅二題『美術殿』7巻10号より Oct. 1939)





 

Shunko
作品『春光』
第6回日本美術院同人展
絹本彩色 軸
58.0×70.5cm
山種美術館所蔵
1939

 

Sandiaojiao
作品『貂』
奧村土牛、金島桂華二人展出品
66.0×86.6cm
1939

珍しい鳥獣のいることでは当時日本一と
言われた名古屋の動物園で写生した。
桂華氏との二人展の出品。
(文藝春秋刊『奧村土牛/自作自解』より jul.25 1979)



 

Hawk
素描『鷹』
430×530mm
奧村土牛記念美術館所蔵
1939

 

Hawk
素描『鷹』
427×305mm
奧村土牛記念美術館所蔵
1939

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