51 大好きなブラジルに、もう一度戻りたい

ブラジルから帰国してからは、大好きなブラジルにどうしたらお金をかけずに、もう一度戻れるかという事を毎日考えていた。仕事もない、お金もない。そこで思いついたのが、副総領事の娘、紀子さんの妹がブラジル航空で客室乗務員をしていて、ロスアンゼルス・ベースで飛んでいるという事だった。

ブラジルの航空会社といえば、Varig(ヴァリグ)ブラジル航空だ。そこで東京にある本社に直接電話をしてみた。すると担当者の答えは現在人員が足りているので、必要な時は若干名採用するという。募集する際には英字新聞の募集欄に載せるので、その時に応募して下さいとのことだった。

それまでの間、アルバイトを探すことにした。デパートでのハンドバッグ販売、知り合いの喫茶店でウェイトレス、大学時代の友人が伊丹空港で航空会社の地上係員として働いていたので、そのつてを頼り空港で乗客の搭乗のお手伝いをしながら新聞広告の募集を待った。三毛猫タヌー

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