78 大好きなアメリカ

いろんな事があってもチズちゃんは、やっぱりアメリカが好き。多民族、多文化で構成されている社会は興味深いし、緊張もすると同時に文化的軋轢や争いも起きやすい。それは様々な国の人の考えを理解するのにも役立つ。そして、少しずつでも自分の知らない国が身近になって行くのは楽しい。

カルフォルニア州はメキシコと国境を接している為、メキシコ移民が多い。それ故、ロスは全米一のヒスパニック文化中心地となっている。ロスの本当の名前はEl Pueblo de Nuestra Senora de Los Angeles de Porciunculaと長いので、その一部を切り取りLos Angeles (天使たちの町)と名付けられた。

ロサンゼルスは、昔メキシコ領地だった事もあり、街の名前や通りにはスペイン語の名前が多く使われている。ロスに住むアメリカ人はメキシコ料理が大好きで、ハンバーガーと同じくらい頻繁に食べる。それで至ところにメキシコ料理店があり、週末ともなると店の外に行列ができ、ごったがえす。

アメリカ暮らしをしていると年齢を忘れて生活できるのがよい。歳の事は誰も言わないし、会話の中に『歳だから』という言葉が登場しない。だから若い気もちでいられる。日本に帰国して驚いたのは、テレビのニュースで人が登場すると~さん(~歳)と必ずテロップがでる。歳を書く必要があるのか。

歳に関係ないものにでも~歳と書く必要があるのか。相変わらずそれは変っていない。アメリカと日本での履歴書の書き方も違う。アメリカの履歴書は、名前と連絡先は必要だが後は職歴と学歴のみ男女の別を書く必要もない。アメリカの会社が知りたいのはその人の能力だけ、プライベートではない。

日本の履歴書を見ると男女、生年月日、家族構成、配偶者など、それこそプライベートな質問が山程ある。アメリカと日本の会社の違いが分かる。現在、日本での就職面接はどうなのかは分からないが、子供はいますか?結婚はしていますか?などとプライベートな質問をするのはアメリカでは御法度。三毛猫タヌー

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