84 ペルーの友人、ジョブ・コルドバ

右から2人目がジョブ・コルドバ

チズちゃんは、時々不定期便でリオへ行く事があった。このルートは途中ペルーのリマを経由する。ロスを出てリマのジョージ・シャーベス空港で整備と給油のため一時間半ほどとまり、その間トランジット・ルームで乗客は待つ。リマには友人のジョブ・コルドバが居た。彼は整備部門のボスだった。

ジョブ・コルドバは何時もニコニコと笑顔を絶やさず愛想が良かった。ポルトガル語を流暢に話した。70年代にはペルーではまだまだ電子機器が非常に高価だったので、チズちゃんは日本製の小さな電子計算機をおみやげにした。そのお礼にと、リオからの帰路アルパカの毛で出来たポンチョを貰った。

チズちゃんにとっては『海老・鯛』だった。ポンチョはベージュ色で胸の所にアルパカの刺繍がある。冬それを着てロスのスーパーに行くと、いつもアメリカ人のおばちゃんが「素敵なポンチョね、何処で買ったの」とチズちゃんのポンチョを褒めてくれた。そのポンチョは今でも大切に持っている。

コルドバ家族4人は、日本観光にやってきた。その時、チズちゃんは案内をかって出た。その後もコルドバ家族とチズちゃんの交流はVarig航空を退社後も続いた。コルドバの子供達2人はドイツとスペインで大学を卒業、彼は何時も子供の自慢をしていた。今コルドバ家族はどうしているのだろうか。三毛猫タヌー

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