102 ドラッグ密輸現場

リオからのフライトがロサンゼルス空港に着陸する前、機内がザワつき始めクルーがヒソヒソ話をしている。よく耳をそばだてると気分が悪くなり苦しんでいる乗客がいて、飛行機着陸後に直ちに病院に運び込む必要がある。そのため機長が救急車を要請するために地上と交信している最中だという。

飛行機が着陸するとゲートに着く前に、気分が悪くなった乗客は救急車で病院に運ばれて行った。後日談だが、その人は病気だった訳ではなく、搭乗前に大量のゴム袋に詰められた麻薬を飲み込んでいたのだ。その袋が体内で破れ、麻薬が体中に回り急性麻薬中毒になり亡くなったのだという。

このような方法で南米各地からアメリカに麻薬が持ち込まれるケースが多々あると聞いた。運び屋として搭乗前に麻薬を飲み込んで目的地に到着すると汚い話だが上か下から麻薬を体外に取り出すらしい。それにしても命をかけ一攫千金を求めて運び屋をする人がいることが驚きと恐怖でもある。三毛猫タヌー

(重要)ここに掲載する記事、写真等は全て著作物です。著作権法に従って無断転載を禁止します。記事を利用される方はご連絡お願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA