128 親友アリースとの出会い


チズちゃんと同じ時間に、タイプの早打ちを練習していた女の子がいた。彼女の名はアリース、『インド洋の真珠』と呼ばれる美しい島、セイシェル諸島の出身。イギリスで大学を卒業、セイシェルに戻り一年間学校で教え、すぐに従妹のクリスティーンと一緒にロサンゼルスにやって来た。
アリースとクリスティーンは、ウエストハリウッドに小さなアパートを借りていた。アリースは英語とクリオール語(フランス語と現地の言葉がミックスした言葉)を話した。アリースの英語はパーフェクトだったがアクセントが強く、知り合った頃は分かりにくく馴れるまで時間がかかった。
アリースは中国系セイシェル人で祖父の代に中国・福建省からセイシェルに移民をしてきた華僑の3代目だ。セイシェルはいろんな国からの移民でなりたっていて国際色豊かだ。アリースの実家は首都ビクトリアでマーケットを営んでいた。
パシフィックアカデミーでの勉強は楽しかった。学生のころ大嫌いだったテストも新鮮だった。ランチタイムは近所のメキシコ料理のスタンドに行きタキートス、タコスやトルティーヤを皆で食べた。カルフォルニアではメキシコ料理が人気で値段もてごろ、とても美味しい。三毛猫タヌー
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