ロサンゼルスでは週末になると、家の前の芝生にGarage saleとかYard saleと大きく書かれたプラカードが、あちらこちらに立てかけられる。アメリカ人はガレージセールが大好き。合理主義のアメリカ人はまだまだ使えるが自分には要らなくなった物を誰かに使ってもらおうと考える。
ガレージセールには様々なものが売りに出されている。大きなものは家具まである。チズちゃんは、そのプラカードを見るだけで心が躍った。ガレージセールでは、その家に住んでいる人の生活や趣味、人間模様が垣間見られるのが面白い。そして、価格も格安だから嬉しい。
ガレージセールでは、アンティーク、ジャンクと呼ばれる、ごみのような物や洋服、台所洋品、昔の絵ハガキ、本、バックや靴、時に掘り出し物に出会えるのが嬉しい。チズちゃんはパサディナのフリーマーケットでオールドノリタケを何度か買ったことがあった。
オールドノリタケは、小さな器でどれも10ドル以下だった。それは今も、チャイナキャビネットに大事に飾ってある。今はリサイクルショップを日本のあちらこちらで見かけるが、自宅の庭でガレージセールをしているのは余り見かけたことがない。
チズちゃんの子供の頃には人の使ったものや着たものを買って着るなんてことは、とんでもない事と皆嫌がっていたものだ。時代は移り変わり、今では、わざわざ古い物と新しいものを組み合わせるファッションも流行っているのは嬉しい。三毛猫タヌー
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