ニューヨークからはシカゴ経由で飛行機は羽田空港に着いた。その時とても奇妙な感覚に襲われた。まわりは、頭の黒い日本人達で埋め尽くされ、絶え間なく日本語が飛び交っている。日本語を話そうとしても言葉が出ない。
1年7カ月の間、ポルトガル語の暮らし。最後にはポルトガル語で夢を見るようになっていた。ブラジルの文化の中でどっぷりの暮らしがチズちゃんにとっては、すでに日常となってしまっていたから。でも、そんな感覚は2~3日すると元に戻った。三毛猫タヌー
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