91 イルサ叔母さんの思い出

ちゃんとしたレストランのフルコース料理を食べたいと思ったが、食べるのは決まってヴィナーシュニッツェルや定食だった。ドイツで思い出すのは、今は亡きイルサ叔母さんの美味しいお料理だ。叔母さんの家では、一日に一度はおやつの時間があった。
イルサ叔母さんは、おやつにフラム・クーヘンをよく出してくれた。上に色んな果物が乗っていて、そんなに甘くなく美味しかった。トホホのチズちゃんは、今までプラムのケーキだからそういっているのだと思っていたが、Flammkchenとは焼いたお菓子という意味だと最近知った。
その後、何度も叔父さんと叔母さんを訪ねてドイツに行ったが、レバー・クヌードル・ズッペ(レバーで作った大きな団子入りスープ)が好きだ。チズちゃんは、レバーは余り好きではないが、このスープは臭みもなく美味しい。大きな皿に直径5~6センチのレバーの団子がドーンとのっている。
チズちゃんお気に入りの飲物は『ベルリーナー・ヴァイサ』(ベルリン醸造白ビール)。アルコール分は少なく、ヨハネスベア・ザフト(スグリのシロップ)を少し加えるとほんのり甘くて美味しい。大きなおわん型をしたグラスでビールのように泡をたて飲むのが最高。お酒に弱い人も子供も楽しめる。
チズちゃんとテリーがロサンゼルスに帰国する前、ヘルムート叔父さんとイルサ叔母さんが友人や近所の人達をレストランに招待してくれた。そのレストランは鬱蒼とした森の中にポツンとあり、それはまるでヘンゼルとグレーテルの世界に登場するような素敵なレストランだった。
叔母さんに招待されたのはドイツ料理レストランで、チズちゃんはアイスバインを注文したが、テリーは相変わらずソーセージとポム・フリッツ(フライドポテト)を注文しようとして皆に笑われてしまった。ドイツ人は、このような高級レストランでは軽食は食べないのだと諭された。三毛猫タヌー
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