103 アメリカの多言語テレビ番組

アメリカは移民の国、なので色んな言葉が何時も飛び交っている。それもあってロスでは、ケーブルテレビをつけると60以上のチャンネルがあり、世界旅行を家に居ながらにして味わえる。カルフォルニア州の隣国はメキシコ。当然、メキシコ人、ヒスパニック系が多く人口の40%を占めている。

メキシコ人移民が多いためスペイン語の番組が沢山ある。チャンネルをグルグル回すと、萬屋錦之介の『子連れ狼』を放送していた。「しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃん」の歌で有名な時代劇。チズちゃんは懐かしく観ていると、もちろん、侍はスペイン語で話をしている。違和感があるが面白い。

たとえば、「おぬし」は「セニョール」、「ちゃ~ん」は「パドレ」のように吹き替えられているので笑ってしまう。まるで別の番組を観ている様だ。番組は一つの事に特化されているものが多く。一日中料理をしている局、宗教、ネイチャー、50~60年代のテレビ番組、古いチャプリンの映画等。

チズちゃんのお気に入りは子供の頃に観ていた番組。「I love Lucy」「パパは何でも知っている」「ラッシー」など。子供の頃、やっと日本でテレビ放送が始まり、殆どのドラマはアメリカ番組をそのまま放映していたから団塊の世代の人達はアメリカのテレビドラマで育ったと言っても過言ではない。

お気に入りの番組は余り裕福でない家庭を選び、短期間で家をリフォームする企画。家は2週間から1ケ月位で完成。何十人もの専門家が協力しながら完成させるのは見事だ。番組側が家を丸ごと無料でリフォームするのはアメリカ的でスケールが大きい。日本でも同じような番組があるが無料ではない。三毛猫タヌー

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